閉磁路構造強力點火線圈 『雷電』

純正コイルを含む一般的な点火コイルは、磁束を回りに開放してしまう開磁路型ですが、この『雷電』は鉄芯を円形(ループ状)にしてコイルを囲む構造にし、磁束を閉じ込めて集中させる閉磁路型を採用する事により、開磁路型より約25%高効率にする事が出来ます。
更に『雷電』はノーマルコイル(開磁路)より1次・2次の巻き数を20%程度増量していますので、強力なスパーク電圧をスパークプラグに送り込む事が出来る様になります。
一方でTCI点火コイルの抵抗値を1次側コイル抵抗値と同等とし、ECUにストレスをかけない構造になっていますので、安心してお使いいただけます。

エンジンチューニングにおいて、強力なスパーク電圧の点火系の必要性は、混合気を確実に着火し、出来る限り完全燃焼に近づける事です。
混合気に的確に強力な火花で着火できれば、始動性・最大トルクの向上、トルクアップに伴う高回転化(パワーアップ)が期待できます。
トルクがアップするという事は、アクセル開度が少なくなりますので、燃費向上にも繋がり、アクセルON・OFFのレスポンスもアップ致します。
高回転域での失火の無い強力な火花は、最高速アップにも非常に効果的です。
ハイテンションコード・入力コネクターのハーネス類を余裕のある長さにし、防水カプラーを採用していますので、取付場所等に自由度を持たせています。
また、強力なスパーク電圧によりA／F値が大幅に希薄になりますので、燃調コントローラー等によりセッティングし、点火プラグの状態をチェックして熱価を調整してください。

※ 本製品は、純正点火コイルと比較して大容量のため、純正取り付け位置には取り付けができません。
※ 電装部品は熱・振動を嫌いますので、出来る限りエンジン等熱源から遠ざけ、確実に固定してください。